Vtuber、本当に流行っていますよね。Vtuberの先駆けとなるキズナアイはチャンネル登録者175万人を突破していたり、そこを皮切りにどんどんVtuberや関連事業が生まれてきています。また、サイバーエージェントやグリー、DeNAなど大手企業もこの市場に参入してきており、非常に注目されていることがわかります。

また、VTuberやモーションキャプチャーのニーズが高まるにつれ、これまでは数百万かかると言われていたモーションキャプチャーのできるデバイスも数万でできたり、進化してきているんです。そこで、今回は、いま、大注目のモーションキャプチャーデバイスの中でも低コストで、質の高いものをまとめてみました。これで、明日からあなたもVtuberになれますよ。それでは、ご紹介します。

モーションキャプチャーとは?

モーションキャプチャーとは、人間の動きを取り込んで3Dモデルに反映させる技術です。基本的には、スポーツやリハビリ、ゲームなどで、人間の動きを再現したい時に用いられます。映画とかでCGなのに、人間みたいな動きをしているのを一度は見たことがあるのではないかと思います。それには、このモーションキャプチャーが使われています。そして、今話題のVtuberにはこの技術が使われているんです。

低コストで質の高いモーションキャプチャーまとめ

①「カメラ不要!シャツ1枚で気軽にモーションキャプチャーができる
東大発のデバイス」e-skin


e-skinとは、カメラなしでユーザーの動きを認識するIoTデバイスです。今までのモーションキャプチャでは、カメラでの撮影や専用のスーツが必要でしたが、こちらの「e-skin」では薄手のシャツを一枚着るだけでモーションキャプチャを行う事が出来ます。肩や脇の下に14個のセンサーを搭載し、電気抵抗の変化を検知して身体の動きを把握しています。AIの機械学習により、臨場感あふれるAR / VR / MR体験と重要な動作解析ができます。

腕の位置(座標)や空間で動きを検出するカメラ型のモーションキャプチャーと違い、肩の緊張や人の身体の機微を感知することに特化しており、日常的に長期間モニタリングするのに適しているそうです。

ワイヤレス/カメラレスなので、e-skin(eスキン)は室内/屋外で長時間使用できます。

また、e-skin は14個の伸縮センサーが搭載された服 e-skin Shirt に、「e-skin Hub」と呼ばれるコントローラを装着して使用します。その伸縮センサーを直接衣服に埋め込んでいるため、軽量で正確な動きを捕捉できるのが特徴です。コントローラには6軸の加速度センサーが備わっており、別途モーションキャプチャや Lighthouse などを用意しなくても身体の全体的な動きが補足できます。

e-skinのお値段ですが,2017年8月での情報によると、最も基本的な上半身のみのe-skinスーツで479ドル(税別,約5万2718円)だそうです。

②「NASAへの導入実績ありの本格派!」Orion 1.0



Orion1.0は、HTC Viveコントローラーとトラッカーで上半身の動き、腰と両足にトラッカーを装着することで全身をキャプチャーすることが可能です。全身モーションキャプチャの精度は高く、費用も従来のものと比べて安価です。

一般的なモーションキャプチャーのシステムでは専用のモーションキャプチャー用デバイスを別途購入する必要があるんです。しかし、IKinemaのOrionはHTC VIVEと6個以上のVIVE Trackerがあれば、モーションキャプチャーができます。なので、専用のデバイスを追加購入せずにソフトウェアのライセンス料金だけで費用を安く済ませることができるんですね。

従来は沢山、トラッカーをつける必要があるのですが、Orion 1.0はたった数カ所のトラッカーで撮影可能なんです。最低6箇所(頭、手2か所、腰、足2か所)、忠実にしたいなら8か所(先程のに肘2か所追加)で大丈夫です。

すごいのが、なんとこのモーションキャプチャデバイス、NASAのトレーニングの一つとして導入されているんです。


“NASAジョンソン宇宙センターにあるハイブリッドリアリティ研究所は、宇宙飛行士の訓練、エンジニアリング設計、科学的視覚化など、人間パフォーマンス研究における宇宙飛行組織の能力を向上させる為の物理と仮想要素を組み合わせたハードウェアとソフトウェアを制作しており、HTC VIVEとIKinemaのOrionを採用して、頭部と体、オブジェクトのトラッキングを全て1つのトラッキングシステムに集約できるので、従来のモーションキャプチャーに比べて物量と予算を大幅に節約することに成功した。”

Orion1.0のお値段についてですが、Orionは、年間ライセンスでの販売となっています。ノードロックライセンスで、無制限に利用可能となっており、価格は1ライセンス400ポンド(約6万円)だそうです。

③「スマホでサクっとモーションキャプチャー!」Notch



Notchとは、モーションキャプチャーができるスマートフォンアプリです。使用するモーションキャプチャーデバイスは体に取り付けるセンサーが小さく、非常に軽量です。一つのセンサーは10グラム以下の重さ・10ミリ以下の薄さで、ベルトで腕や胸に固定します。製品一つに6つのセンサーが含まれ、1キットで半身分、2キットで全身分となります。これらのセンサーを体に取り付けることで、3次元的に正確なモーションキャプチャーができます。

センサーはBluetoothで通信を行い、バッテリーは6時間ほど連続使用できます。耐水・防水に優れ水中でも使用できるため、水中でのモーションキャプチャーも可能です。

価格も半身分で379ドル(約4万円強)と、従来のものと比べると圧倒的に安価です。

④「100億調達!今、大注目の手のモーションキャプチャーデバイス」Leap motion



Leap motionとは、VRヘッドセットの前面に「Leap Motion Controller」を装着することで、手にコントローラーを持つことなく、VRやARで手を動かすことができる手のモーションキャプチャーデバイスです。

従来のハイエンドのVRデバイスは手に持つコントローラが多く、動きをトラッキングするための精度と物に触れた際の感触の再現を重要視しています。一方で、手に持つコントローラーには、物理的にコントローラーが必要、トラッキング用に外部センサーを設置しなければいけない、など手間がかかるといったデメリットがあります。

しかし、Leap Motionはデバイスをヘッドセットの前面に搭載するだけで、それ以外のコントローラーや外部センサーを必要としないセンサー型のデバイスなので、非常に手軽に手の、モーションキャプチャーができます。

しかも、その操作性、認識精度は非常に高いです。他のジェスチャー認識デバイスと比較しても非常に優れた精度を誇ります。
2017年には、累計100億の資金調達を完了しており、非常に今、勢いのあるVRベンチャーです。

Leap Motionは、Amazonでも販売されており、価格は、9,900円です。(2017年10月11日時点Amazon価格)

⑤「数百万かかる機材はもういらない!高精度のモーションキャプチャーが安価で可能」Perception Neuron



Perception Neuronとは、体に装着することで、全身や指の動きを取得し、CGキャラクターに反映できる全身のモーションキャプチャーデバイスです。

“少し前まで全身のモーキャプは、VICONやOptiTrackなどのカメラに囲まれた空間に専用スーツを着たアクター入り、演技をして収録するというものが多かった。自社で用意するのも数百万円以上と高額で、スタジオを借りるのもコストや時間の制限があるため、気軽に試すのが難しかったわけだ。例えば、本番のために試しでモーションを取りたい、ちょっとした手直しをしたい、出先にシステムを持ち込んで収録したい──といった細かなニーズに応えられていなかった。

そこに登場したのがNeuronだった。加速度/ジャイロ/磁気のセンサーを内蔵した成人男性の親指ほどの小型ユニット「トラッカー」を最大32個用意し、バンドやグローブなどにはめ込んで装着することで、動きを取り込むという仕組みだ。全身だけでなく、体の各部のキャプチャーも可能で、センサーの密度を調節することで、指の動きを細かく取り込むことも実現できる。”

このように非常に精度の高い全身のモーションキャプチャーが非常に安価で、かつ着るだけで実現できるんですね。

腕の動きから、指先の動作、さらには体全体の運動まで、Perception Neuron はあらゆる動きをキャプチャします。Neuronを設置すれば、あとはプロジェクトに必要な運動と詳細をキャプチャするだけです。1個から32個までのNueronを同時処理し、WIFI経由のワイヤレス、搭載レコーダ、USB経由の有線いずれにても駆動します。なので、これまでのモーションキャプチャーでは実現できなかった細かい動きなどができます。

価格は、トラッカー32個で1499ドルです。(現在は32個で1499ドルのみ、国内では20万9800円)

まとめ

今では、驚くほど、低価格で質の高いモーションキャプチャーが誰でも手軽にできるようになりました。昔みたいに、大掛かりな装置やスタジオはもういりません。しかし、そうは言われても簡単にはできないと思われる方も中にはおられるかもしれません。

弊社でも、全身モーションキャプチャーのデバイスを活用したサービス「アバターインタラクティブコミュニケーション」や経験豊富な技術スタッフがおります。全身モーションキャプチャーをやって見たいけど何をしていいのか分からない、やってみたいけどハードルが高そうと感じた方は是非、弊社にお気軽にご相談ください。